人生100年時代という言葉が登場し、年齢を重ねた後のキャリアチェンジも一般的になってきました。学習塾アンフィニでも、30歳、40歳、50歳から看護師を目指す人からのお問合せが増加しており、その中には子育てや仕事をしながら受験に挑む方も少なくありません。
しかし、年齢を重ねてからの受験は現役高校生や20代前半の方の受験とは異なるチャレンジが伴います。この記事は、「子育てしながら」「仕事しながら」看護学校の受験を目指している30歳・40歳・50歳の方に向けた内容です。
以下に、
□最初の一歩が最難関！不安要素との向き合い方
□アクシデントと妨害しかない⁉受験勉強の時間を確保する方法
□30歳以上では戦略が違う！合格を勝ち取るポイント
という内容で、子育てや仕事をしながら看護学校へ合格するためのヒントをお話ししたいと思います。
30歳、40歳、50歳と、それぞれの年代で抱える看護学校受験勉強の難しさがあります。それを踏まえた上で、効率的に受験勉強を進め看護学校へ合格するために必要なことは何か。受講生のエピソード（合格体験）を交えてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください。
最初の一歩が最難関！不安要素との向き合い方
電話での問合せに対応していると、小中高校生の保護者の方からのお問合せと看護学校受験を目指す30歳以上の方からのお問合せでは、第一声の声色からかなり違うことに気づきます。小中高校生の保護者で子供の塾に関する電話だと、かなりハキハキした声で自分の中ですでに答えが出ているような感じなので、会話の滑り出しも比較的スムーズです。対照的に看護学校受験を目指している社会人の方の問合せだと、もう声から不安がにじみ出ていて、実際に「不安なんです」「大丈夫でしょうか」「受かりますか？」など受験することに対して思考がネガティブ。とにかく自信がない話しぶりの場合が大多数です。
お問合せでよく聞かれる不安要素を並べてみますね。
・30歳、40歳、50歳で合格できるのか？（年齢に対する不安）
・勉強のブランクがある（学力面に自信がない）
・学歴（中卒や昔に高卒認定をとっただけの方も多いです）
・仕事や育児との両立（体力面や時間の確保ができるか）
・職歴（医療系の職場が未経験だったり、事務など畑違いの方もいます）
上記はほんの一部ですが、どうでしょう。この記事に出会ってここまで読まれた方であれば、一つ二つは当てはまるものがあるのではないでしょうか？
もしかすると、全部に該当するという方もいらっしゃるかもしれませんね。
さて、上に書いた項目にかなり当てはまってしまったという方。
落ち込む必要は全くありません！
実はこれ、合格した受講生の方々が最初の問合せで口にしていた不安です。不合格になった方や受験を諦めた方ではありませんよ。『合格した方』の第一声です！
准看護学校は難関の試験ではありません。きちんと対策すれば、合格することができる試験です。もちろん、学校によって倍率や偏差値・難易度は異なりますし、准看ではなく正看であればまた話は違ってくるとは思いますが、どちらにせよ看護学校受験は「やるぞ！」と決断して動けば（勉強すれば）かなり突破できる可能性が高い試験なのです。
そして、最初の一歩。「やるぞ！」という決断をするのが最難関！
先ほど書いたような不安要素が受験を諦めるもっともらしい理由になってしまう。「～だから無理だ」と、皆さんを負の思考に引っ張って行って、やる気や決断の邪魔をしてくるのです。
不安に潰されて決断が揺らいでしまいそうになったら、ぜひ「ここが最難関だ」と思い出して気持ちを奮い立たせてください。この最初の一歩さえ踏み出されば、合格までの道のりははそう遠くありませんよ。
アクシデントと妨害しかない⁉受験勉強の時間を確保する方法
いきなりネタバレ申し訳ないですが、受験勉強の時間を確保する方法はありません。いや、あるかもしれませんが、30歳、40歳、50歳の方々の受験勉強は、とにかくアクシデントや妨害（邪魔）が多い。スムーズに受験勉強を進められることはまずありませんから、受験勉強の時間を確保する方法はないと思っていた方が気持ちが楽でストレスも少なくてすみます。
例えば、親御さんの入院や介護が必要になって自由のきく時間が減ったり、お子さんが入院することになって親子入院（付き添い）で全く勉強時間が無くなってしまったというケース。働かれている方の場合だと、職場の配置転換などで業務量が増えたり、職員が減ってしまってシフトがハードになったということも少なくありません。私が受講生から相談を受けただけでもこれだけ様々あるのだから、相談されなかった細々したことは数えきれないだろうなと思います。
准看護学校受験の場合だと、それぞれの受講生の学習状況にもよりますが、だいたい６か月程度の準備期間が目安になります。短期決戦だと４ヵ月以下というケースもあり、たいていはそれほど長くはかかりません。しかし、こんな短い期間でも高齢の親がいたり子供や家族がいたり、仕事を持っていたりしたら「腰を据えて受験勉強」というのは現実問題としてかなりハードルが高いのです。
「じゃあ、やっぱり無理かな」と自信を失ってしまった人！ちょっと待ってください。
前述したような予想外の問題の発生で勉強時間を確保できなくなったという相談はよく受けますが、では皆さん不合格になったかというと、それは間違いです。
学習塾アンフィニの受講生（准看護学校受験）の約９割は最終合格されていますから、アクシデントはあるけれど、結果として合格できるが正解です。
勉強できない時間ができてしまうのは、家族や仕事を持っていれば仕方ありません。大切なのはアクシデントがある前提で学習計画を立てて進めることと、勉強できない期間ができてしまった場合にどう挽回するかという２点です。
学習塾アンフィニでは、受講生に「何かあれば相談してください」と話しています。そして、学習が進めれれない期間ができた場合は、個別に対応。さらに、大幅に受講カリキュラムを変更します。とにかく、試験日までに合格点をとれるよう仕上げることを第一に、取捨選択して学習内容（教材・進め方・難易度など）を練り直します。
もともと、学習塾を始める前は家庭教師をしていましたから個別対応は体に染みついています。さらに、講師２人の個人塾なのでかなり小回りがききフットワークが軽いのも当塾の特徴。たくさんの受講生は抱えられませんが、そのかわり一人一人の受講生の状況に合わせて臨機応変に対応できます。
勉強時間の確保がネックで受験をためらっている場合や、思うように勉強できずにストレスを抱えているという人は、ご相談ください。学習方法のアドバイスや現状打開のヒントなど、お伝えできることもあるかもしれません。もちろん、ご受講いただければ最良のルートで志望校を目指せるようサポートさせていただきます。
30歳以上では戦略が違う！合格を勝ち取るポイント
30歳、40歳、50歳の受験生が合格を勝ち取るためには、現役高校生や20代の受験生と同じ勉強方法や学習内容では不利です。まず、勉強時間の確保が難しいですし、ついこの前まで学生だったという人と比べると勉強のブランクがあり忘れてしまっている内容も多いです。学習指導要領も複数回変更になっているので、出題される内容が「こんなの習った？」というものも含まれるかもしれません。
30歳以上で合格を目指すなら、学習内容で無駄をすべて排除することが絶対条件です！出題頻度が低いあまり出ない部分は無視するとか、苦手な部分は過剰に気にしないとか…とにかく合格点をとることだけに集中して勉強をすすめることがポイントです。
また、勉強法にも工夫が必要です。机に長時間座って勉強するのは現実的ではないので、５分、10分刻みの時間でできる内容の教材を使って、少しずつ知識を積み上げていくイメージです。
上記のポイントを踏まえ、看護受験コースの教材はカリキュラムの変更に対応可能なプリント形式。問題集（書籍）形式だと一人一人の苦手や必要に応じた内容にするといった個別対応も難しく、アクシデントがあった時も対応しきれません。また、プリント１枚当たりの問題数も少なくし、短い時間でテンポよく進められるように構成しています。
看護学校受験対応の問題集は見つけるだけでも一苦労です。また、見つけたとしても優先順位をつけて取捨選択しつつ時には学習計画を見直して進めるというのは…どうでしょうか？独学で合格するには、自分の特性（得手不得手）を理解して、なおかつ受験経験や知識が豊富でないと難しいと思います。
コスト（学費）のことを考えると、自分で問題集を買ってYouTubeなどの解説動画を見つつ何とか進めるという方法が最も経済的です。しかし、学習時間と合格までにかかる期間はどうでしょう？無駄な苦労と無駄な時間が必要になることで看護師になるのが１年、２年と遅くなってしまったら……無粋かもしれませんが、年収の差を計算してみてください。１年でいくらの損失になりますか？
30歳以上の場合、できるだけ短い学習時間ですぐにでも看護学校へ合格・入学して看護師への道を進むというのが第一です。学習塾アンフィニの受講料は15,000円から。通信講座のそれぞれのコース詳細ページに記載がありますが、どのコースも年払いではなく月払いや１講座払いで定期受講コースであっても定期縛りはありません。看護学校受験専門の予備校だと、一年間の年払い（一括）で途中でやめても料金は戻ってこないケースも多くありますが、学習塾アンフィニは受講したいと思ったらすぐに始められて、合わないと思ったらすぐに辞められる気軽さが魅力です。
今この記事を読んでいる皆さんには、ぜひ受験勉強を極限まで効率化するということを念頭に置いて、受験までの期間をどのように過ごすかイメージしてもらえればと思います。
試験当日に机を並べる受験生の間に、基礎能力（学力）の差はほとんどありません。それは、合格した受講生と「去年、不合格だったんです」と言って入塾された方の両方を比較すればすぐにわかります。合否の分かれ目は、いかに得点につながる内容だけに絞り、効率よく学力を身に付けたかということだけです。
30歳以上の受験生は、ある意味ずる賢く、勝ちにこだわらなければいけません。
限られた時間でどうすれば最高のパフォーマンスができるようになるか考えて、最善の方法を判断し決断していただければと思います。
30歳、40歳、50歳で看護学校へ合格しよう！
～学習塾アンフィニが提供できること～
学習塾アンフィニが看護受験に対応したのは、開業してすぐの頃の一本の電話がきっかけでした。2010年の開業当初は小学生と中学生をメインに、大学受験を目指す高校生も含む進学塾として誕生しました。最初の考えでは中学生が主体で、小学生と高校生が少しいるような「普通の塾」「王道の塾」を目指していたつもりです。
そんな中での問合せ。准看護学校受験を希望する社会人の方からのお電話でした。
その方は大手の予備校へ通っていたけれど成果が出ず、他の高校受験や大学受験とも違う看護学校受験のための勉強をどこでしたらいいのかと、迷走している状況でした。
前述しましたが、学習塾の開業前は家庭教師をしていたことと、その方の必死な様子に「何とかできないものか」と一念発起。完全一対一での個別対応として看護講座を開設し受験まで二人三脚で挑むことにしました。結果、受験した学校は全て合格！無事に看護師になったと連絡がきたのはその２年後のことです。
この経験を活かし、その後は看護講座を常設。「本当に困っている」「手助けが必要」というニーズが高いのが30歳以上だからなのか、30歳から40歳、50歳代の方々を中心に看護受験コースが利用されてきました。
学習塾アンフィニの受講生は、勉強の足かせや受験勉強を進めるにあたっての困難さなど何かしらの事情があるケースがほとんどです。そのため、勝敗を分ける「現状の学力」「一日に確保できる勉強時間」「仕事の勤務時間の長さ」などに関しては、相談を受けた内容や教材をこなす速度などから想像して判断し、一人一人に合わせた内容でカリキュラムを組んでいます。
また、キャリアアップやキャリアチェンジ（転職）のための費用はできるだけ抑えたいのは当然ですから、料金は15,000円から各々の受講生の希望に応じて色々なコース・種類を選べるように設定しています。受講料は月払いや１講座払いに設定。気軽に始められて、気軽に辞められるようにしています。辞める前提というのも一般的ではないですが、社会人の方の場合、どうにもできない事情で受験できなくなったり経済状況が変わることも全くないわけではありません。そんな場合でも無駄な費用が発生しないようにしています。
学習塾アンフィニは２人で運営している小さな塾です。一度に対応できる受講生の人数にはどうしても限界があります。他にも選択肢がある場合や必要性を感じない場合は、無駄にコスト（受講料）をかける必要はありません。しかし、「本当に合格したい」「自分だけでは合格できそうにない」という方からのご相談は、多少の無理でも引き受けさせていただきたいと考えています。
これほどの長文です。最後まで読んでくださった方は、きっと受験への想いが強かったり何らかの困難さ・悩みをお持ちだと思います。もし当塾が手助けになりそうであれば、お気軽にご連絡ください。精一杯サポートさせていただくことをお約束します。
