昨日、小樽医師会看護高等専門学校の筆記試験(一次試験)が実施されました。
小樽医師会の看護学校は准看護師の資格取得ができるため、小樽市内だけではなく余市町や札幌市手稲区などの周辺地域からも受験する人が少なくありません。
また、旭川や苫小牧など他の地域の准看護学校よりも試験日が遅いため、残念ながら他校の受験に失敗してしまったという方が小樽に出願しているケースも多く、道内の様々な地域から受験にきているようです。
今日の小樽市は爆弾低気圧の影響で、朝から猛吹雪。午前中には小樽市の一部地域で停電になりました。
昨日は小雨混じりではありましたが、比較的天候には恵まれていましたから、小樽医師会の看護学校を受験された方にとっては交通の心配などもする必要がない、ベストな環境だったのではないかと思います。
<筆記試験の内容は?>
さて、昨日実施された小樽医師会の看護学校試験(筆記)の内容についてですが、小樽医師会の看護学校試験の問題用紙は、受験生が持ち帰ることができません。
過去問などの販売や配布もされていませんから、例年と比べてどうだったかなどの内容に関する総評ができないのです。
ただ、昨日の試験終了後に、実際に受験をされた方から伺った感想を聞いていると、例年よりも難し出題だったようです。
理科や数学は用語や公式の丸暗記だけで解ける内容ではなく、基本的な知識をもとに考えて解答できるかというような思考力を問う問題もありました。
そのため、本番前の数か月の対策だけで臨んだ受験生と、じっくりと時間をかけて実力を養成した受験生とで得点力の差が出やすい試験だったと考えられます。
<受験倍率は?>
塾に来ている方の受験番号を聞いていると、
「今年は受験者が少ないのかな?」
と思うような番号が多かったのですが、受験者数は普段と大差なかったようですね。
看護などの医療系の職業は人材不足という問題が根底にありますから、就職率が悪化することは考えにくく、現役高校生や社会人の方の間で根強い人気があります。
また、社会貢献ができる職種だということも、人気がある理由の一つになっています。
そのため、専門学校だろうが私立・国公立大学だろうが、看護師の資格を取ることができる学校の受験倍率は軒並み高く推移しています。
この傾向はもう数年は変わることはないでしょう。
小樽医師会の看護学校も例外ではなく、今年の受験生も厳しい戦いを強いられたようです。
<合格に向けて>
倍率が高くなれば、受験者の選別をより厳密に行うために試験問題が難しくなります。
低いレベルの問題ばかり出題していては、受験生の得点に差が出ずに合否を決めることができなくなるため、高倍率になればそれに応じて問題の難易度も上がるのです。
高校入試で進学校に裁量問題が導入されたのと同じと考えるとわかりやすいかもしれません。
まだ二次試験(面接)も終了していない段階で気が早いかもしれませんが、
「絶対に看護師になりたい」
「合格するまで何度もリベンジする」
と考えているのであれば、来年に向けて一年くらいじっくりと勉強をすることが必要です。
夏以降からボチボチ勉強をはじめて、寒くなってきたころに焦って詰め込むという勉強方法では、来年以降の合格も厳しくなってしまいます。
<当塾の看護コースは個別指導体制で開講中>
当塾では看護学校合格を長いスパンで考え今年の受験は見送り、来年の試験を見据えて勉強をしている方もいます。
合格に近づくためには焦ってその場しのぎの勉強をしてもあまり成果は期待できません。
基礎力からじっくりと力をつけていき、応用力の養成を目指すことが大切です。
当塾の看護コースは3月~4月に開講していたのですが、今年はすでに開講している状態です。
今年度の受験までは看護コースはクラス講義と個別指導コースに分かれていたのですが、受験生一人一人の力に合わせたカリキュラムにするため、前半は個別指導コースのみでの開講になります。
講義は毎週木曜日(19:40~21:00)です。
事前にお問い合わせいただければ、講義の見学・体験も可能ですので、以下のメールフォームからお申込みいただくか、お電話にてご連絡下さい。
最後になりましたが、この記事を読んで下さった受験生の方に吉報が届くことをお祈り申し上げます。
コメントをお書きください