復習テスト(学力テスト)で高得点を狙うために

残暑もなく、朝晩はすっかり寒くなってしまいました。

塾から帰宅する生徒達の「寒い~」という声に、「いよいよ受験シーズンだ!」と身が引き締まる想いです。

 

さて、今回は中学3年生向けの内容でお送りします。

中学3年生は勿論ですが、来年、再来年同じ経験をすることになる1,2年生にも必見の内容です。

3年生になってから焦らないためにも早めの準備がいかに大切かお分かりいただけると思います。

 

 

<復習テストの手応えは??>

少し前まで学力テストABCといわれていた、この復習テスト。

中3対象に9月から3ヶ月連続で実施されています。

さて、中3生の皆さんは第1回目のテストの手応えはどうだったでしょうか。

定期テストとスケジュールが重なったことで、上手くテスト勉強できなかったという人も少なくないと思います。

 

<次回テストまで後10日>

ようやく一回目のテストが終わったと思ったのも束の間。

早くも二回目のテストが近づいています。

しかも、小樽市内の中学校では学校祭の準備が一斉に始まる時期。

塾生の様子を見ていても、少し疲れが見えます。

体調に気を付けるのはもちろんのこと、テスト勉強と学校行事のバランスをとってテストまでの時間を過ごして欲しいと思います。

 

<高得点を取るために必要なことは?>

さて、高得点を取るためには何が必要なのかを少しご紹介したいと思います。

まず、大切なのは残りの日数です。

こんなに短い時間ですから、よほど効率的に勉強しなければ得点アップは望めません。

では何が必要か。

1.的を絞った勉強

あれもこれもと手を出すのはNGです。

次のテストを見据え、次でも範囲に含まれているところは丁寧に勉強しておくこと。

そうすると次回のテスト勉強が楽に進められます。

また、人によっては数学の証明問題や発展問題など、対策に時間のかかるものは後回しにする勇気も必要です。

時間は限られていて、範囲も広いのが復習テスト。

手っ取り早く得点に結び付けられる分野はどこかを考え、着実にレベルアップすることを目指しましょう。

 

2.緊張感を持った問題演習

勉強後の机を見てください。

消しカスだらけではありませんか??

それは集中できていない証拠です。

消したり書いたりしている時間は、とても非効率です。

計算ミスやスペルミスを繰り返すのは、一回目に答えを書くときにしっかり考えていないことが原因です。

一つ一つの作業を丁寧に考えて行えば、そんなに消しゴムを使う必要はありません。

問題演習するときも、緊張感を持って取り組み間違えないように注意しながら書くことが大切です。

そうすることで、自然に集中力を高めることができ、ケアレスミスを減らすことが可能になります。

 

3.時間の管理

自分の時間を管理できることも、効率的な勉強には不可欠です。

「やりたくないな~」とダラダラしている時間があるなら、何もせずに休んでいるほうがマシです。

休む時間も勉強時間と同じです。

しっかり休息すれば、集中して勉強できますから、質の良い勉強時間を確保できます。

時には休む時間も確保して、体調管理に努めましょう。

受験シーズンまでは4か月以上あるので、これから先は持久戦でもあります。

途中でガス欠…ということにだけならないように注意して勉強に向き合いましょう。

 

<決断は一番最後でいい>

この時期の中3生は、

「こんな点数で受かるだろうか」とか「志望校をどうしたら良いだろう」と、悩むことが少なくありません。

しかし、決断は一番最後に行うべきことです。

志望校の決定は、全ての結果が出た11月の末に三者面談ですれば良いのです。

ですから、「志望校をどうしよう」などと悩まないことが大切です。

悩むなら、「どうやったら志望校へ近づけるか」「どうすれば合格できるか」を考えるべきです。

そのために何かしらの判断や決断、行動が必要であれば、それを迅速に行うこと。

これが志望校合格の秘訣です。

 

段々と寒くなり、長い冬がやってきます。

次、暖かくなった頃には、自分の希望していた場所に居られるように、努力を惜しまず一日一日大切に過ごしてくださいね。