こんにちは。
公立高校の入試日まで一ヶ月をきりました。
後志ではインフルエンザやノロウィルスが大流行しています。
私自身も受験生の講義を行っていますので、体調管理には非常に気を使っています。
人が集まるようなところにはもちろん行きません。
それどころか外出も最低限にし、まるで冬眠状態です(笑)。
受験生の皆さんはもちろん、保護者様・ご家族の皆様には体調管理に十分ご注意いただき、ベストな状態で受験に挑んでほしいと思います。
<小樽潮陵高校の低倍率に歯止め!?>
1月の末に2013年度の公立高校入試倍率が発表されました。
最終的な倍率は今週にも発表になりますが、先月の段階で小樽潮陵高校志望者は定員より40名程度オーバーし、暫定倍率は1.2倍という高いものでした。
それを踏まえ願書変更をした受験生もいらっしゃったと思うので、ある程度倍率は下がると予想されますが、ここ3~4年続いた低倍率には歯止めがかかるのではないでしょうか。
<過去の予想最低点>
このような状況の中、潮陵高校を志望している中学3年生の皆さんの心配事は、今年のボーダーラインが何点程度になるのかということでしょう。
参考までに昨年(2012)と一昨年(2011)の潮陵高校のボーダーラインを北海道学力コンクール事務局が発表したデーターを参考に掲載いたします。
2012年度小樽潮陵高校合格予想点(最低点)
Bランク→95点
Cランク→115点
Dランク→145点
※定員割れ
※合格者平均点191点
2011年度小樽潮陵高校合格予想点(最低点)
Bランク→124点
Cランク→144点
Dランク→149点
Eランク→154点
※最終倍率1.09倍
※合格者平均点189点
上記はあくまで過去の統計ですので、必ずしも今年に当てはめて考えることはできません。ただ、今年の倍率がおそらく1.1倍を越えると考えられますので、予想最低点は2011年度のものより10点~20点近く上昇すると考えておくとよいでしょう。
<高倍率のもたらす影響>
倍率が高い年は昨年のような『定員割れだから受かるだろう』という甘い考えは通用しません。
当然、受験生も入試当日まで緊張感を切らさず勉強します。
そのため、春休みや入学後の学習意欲も高い状態を保ち、結果として高倍率を突破した学年は学力が高い傾向があります。
裁量問題が導入される前年(5年前)、潮陵の倍率は1.2倍近くありました。
その学年が大学受験生の時の北大合格者数は32名と、例年に比べても非常によい結果を残しています。
高倍率を突破した学年は学力が高いだけでなく、意識も意欲も高いということがうかがえる結果です。
<進学校で進む学力の二極化>
学年全体の意識や学力が高ければ、それについていけないという人も出てくるのは当然です。
合格の余韻に浸り、入学後にボーっとしていればあっという間に周りと差がついてしまいます。
潮陵だけに限らず、進学校はどこも学力上位層と下位層の二極化が進み、中間層がいないとう学力分布になっています。
要するに、着いていけるかいけないかしかないのです。
<いかに受験と向き合うか>
今はとりあえず合格することだけ考えている中3生の皆さんも、高校合格をゴールと考えてはいけません!
余裕で合格した人もぎりぎりだった人も、高校入学後は関係ありません。
下位からスタートしたとしても一年生のうちに一気に100位、200位順位を上げるということは潮陵ではよくある話です。
大切なのは、合格のためだけでなく高校入学後、授業にしっかりと着いていけるように一つでも多く知識を身につけるということ。
そして緊張感を切らさず、ストレスと向き合い、淡々とすべき勉強をしっかりこなすことです。
潮陵高校への入学を希望している皆さんには、3年後大学入試が待っています。
この高校入試を通して、学力はもちろん受験に向かう精神力も身に付けてほしいと思います。
そして合格発表後は、漫然と春休みを過ごすのではなく、次の行動をできるだけ早く取り、余裕を持って高校最初の授業に臨んでほしいと思います。
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