冷静と情熱のはざ間で~小樽の受験事情~

こんにちは。今日は中学部講師の村尾尚美がブログを書いています!

中学生の話題中心ですが、宜しければ読んでください。

 

生徒達の間では風邪が大流行中です(^^;)

中学生は学校祭の準備や合唱コンクールの練習で喉を痛めたところに、風邪の菌が入ってしまった…という子もいるのではないでしょうか?

そうでなくても、急激な気温の変化で風邪をひきやすい季節です。

何をやるにも体が資本。

体調管理には気をつけなければなりませんね。

私も、そろそろインフルエンザの予防接種の予約をしようかな・・・と考えているところです。

 

中学生の定期テストは11月の中旬です。

昨日指導した中学1年生の生徒は、「今週末から定期テストの勉強を始めないと…」と話していました。

中学1年生も春は、定期テストに向けて勉強をするとは何か全く分かっておらず、小学校の延長のような気分でいたようですが、最近はどんどん意識も高くなってきました。

勿論、超えなければならない課題はまだたくさんありますが、自分でやろうと思うことは、この生徒の自主性がほんの少しですが芽生えてきた証拠だと考えています。

このことは大変嬉しい変化です!

教師の方から『そろそろ勉強始めなさい!』と言われるのと、自分で『そろそろ始めよう』と思うのでは、全く違います。

宿題や小テストもそうです。

『やりなさい』『やりなさい』と宿題と小テストを実施するのは簡単ですが、それでは自主性は全く身につきません。

 

自主性を身につけられるかが成績アップの鍵です!!

 

自分でやろうと思わなければ、自分の課題も真剣に見つめようとはしません。

勉強が『やりなさい』と言われないための作業になれば、そこに勉強の面白みも見出せません。

他人に指示された内容のことを漠然とやる勉強は記憶に残りにくく、結局成績アップには繋がりませんし、成績の変化が自信に繋がることもありません。

ですから、中学生に対しては最低限の量まで宿題は減らしています。

 

ゆとりを持たせた時間の中で自分なりに考えて勉強して欲しいという想いなのです。

余裕がなければ、他に何かやろうという気持ちにはなりません。

しかし、ギリギリの量まで宿題を減らすと言うのは、本当に我慢と忍耐が必要です。

 

自分が考え、努力した過程が自信に繋がる。

 

私はそのように考えています。

『学力が低いから考える力がない』ということはありません!

 

自分なりで良いのです。

 

先ずは、自分でやろうとする。うまくいかなければ質問し、アドバイスをもらう。

自分で何かを解決しようと想わず、他人に課題を指示され、教えてもらい、言われたようにやる。

このことを『手取り足取り指導』と呼んでいるのですが、この指導方法だと簡単に限界が来ます。そして、点数はそれ以上絶対に上がりません。  

 

しかし、この自主性というのは簡単に芽生えるものではありません。

 

時間との勝負です!

 

北海道の高校入試は3年間の通知表の結果である内申点が受験に大きく関わりますので、のんびり自主性が芽を出すのを待っているわけにもいかず、いつも『早くお尻に火が付かないと間に合わなくなる…!』という焦りや不安と隣り合わせです。

また、札幌地区で家庭教師をしていたときにも感じたことですが、内申点があるために、かなり手堅い志望校を中学校側に指示されるような傾向もあります。

小樽地区も高校の選択肢が少ないので、何ランクだと何高校というように、ランクで線引きをされてしまい、志望校に挑戦する機会もなくあきらめざるを得ないということが多々あります。

この時期になると、中学生の指導のときは、『この生徒達の行きたい高校に必ず合格さてあげるんだ!』という情熱は持ちつつも、志望校合格は可能かどうかのジャッジを冷静に判断してベストの選択をしなければいけないという緊張感を常に持っています。

 

嬉しいことに、中学3年生は塾のスタイルにも完全に慣れ、勉強量の管理も自分でしてくれていますし、成績も確実に上がっています。

『指導したことが身についている』と実感することも増え、この勉強リズムを維持できれば点数もまだまだ上げられると考えています。

宿題は当たり前にこなし、それ以外にも勉強してくれていると講義中に肌で感じることが出来ています。

 

来月末からは3者面談がスタートします。

先ずそれまでに、復習テスト(学力テストC)と定期テストを最高の形で乗り切らなければ・・・!!

 

本当に体調なんて崩している場合ではないですね。

気をつけます!